こんにちは、マサカズです。
最近投稿ができておりませんでしたが、最近話題の内容に触れていきたいと思います。
世の中の現状
世の中的には物価が上がっているのに、賃金が上がらないなどの問題が起きていますね。海外では、物価の上がりようが以上で、それに対して賃金も至急に上げているような状態です。
イギリスやアメリカなどの先進国では、日本では考えられないくらいの値段で売買されています。
なぜ、そのような状態になってしまうのでしょうか。少し紐解いていきましょう。
物の値段と賃金
物の価格はよく需要によるものだと考えられています。しかし、それだけでは説明がつかない部分もあります。ここで物の価格を決める際の式などを考えてみましょう。
簡単に表すとこんな感じではないでしょうか。
まず、物の価格を決めるのに重要なのは、物のコスト(原価)です。結局のところ、物を生産するにはその原材料が必要となります。その材料が上がっていれば、コストが上がることになるので、物価も上がるというわけです。
それだけではありません。物を生産するのに稼働という人件費や工場を動かすためのコストという部分がのっかってきます。それも年々上がっているため、値上げのポイントにもなります。
また、会社の利益というのもあります。これが結構大きなポイントとなります。あくまでも会社というのは利益を求めた団体です。そのため、利益を生み出すことが使命みたいなものになっています。
まあ、経営学的にはCSR(社会的責任)などの社会に貢献するために作られたものと言われていますが、そんなことはありません。ほとんどの企業は、お金を得るためにできたようなものです。
この結果、物価が上がっていくのです。でも、物が上がることはよくわかりましたね。
会社というバケモノ
会社というのは存在自体はとても素晴らしいと思えますが、一歩間違えるとバケモノになるわけです。皆さんに質問です。
答えはノーです。会社は建物としては存在しておりますが、実態はありません。あくまでも物があるだけで、人の思考として存在しているのにすぎません。
じゃあ、なぜ存在するものとして考えてしまうのか。それは法律によるものです。
法律では人として扱う
会社というのは法律上では、法人。つまり、人として扱われることになります。だからこそ、何か罪を犯せば罰せられますし、対処をしなければいけません。これは、人として扱われているからこそ罪を問うことができるというわけですね。
ちょっとややこしいですよね。これが会社が人として扱われてしまう原因だと思うんですよね。でも、そこは騙されてはいけないところですよね。
架空のものに対して成果を上げている
結局のところ、会社というのは人々が作った幻想にすぎないのです。だからこそ、会社のために働くというのは、見えない人のために働くことになります。
また、別のことを言えば社長のために働いているのに過ぎないわけです。だから、会社のためというのは結局のところ、社長のために頑張っているというわけです。
しかし、これが上場企業であれば話が異なってきます。あくまでも上場企業の社長は雇われであって、オーナー社長ではないのです。
上場企業は株主がトップみたいなもので、その経営を任せているのが社長だったりするのです。
ここでやっと、会社というものがバケモノであることが認識できたと思います。人々が信じれば、大きくなり、信じなくなればつぶれたりしていくわけです。
なんか、昔の言い伝えや神話みたいですね。伝承こそがその存在を維持できるものだと。
会社は従業員を駒としか考えていない
こんなことを書くとそういう会社以外もあると批判が来そうですが、これは真実なのですから仕方ありません。あくまでも、会社の発展のために従業員を雇っているのにすぎません。
一人でできるのであれば、お金をかけてまで雇おうとは思いませんし、利益をあげることが重要な組織において、コストは悪です。どうせならかからないほうがいいに決まっている。これが本音です。
しかし、一人ではどうにもできないため、それを補うために人を雇って仕事を回しているのです。
では、そんななかで賃金を上げるために必要なことは何でしょうか。
今後の考え方
日本はこれからどんなことを考えていかなければいけないのでしょうか。物も高いけど賃金が安い。そんな状態です。
それだけでなく、海外から見れば物も安いとみられるでしょう。それだけ、物の物価と賃金が上がっていないことがよくわかるでしょう。
それなのにも関わらず、何もしない政府。でも、それだけではないのです。我々国民も目をつぶってきたことも原因といえるのです。
少しずつですが、考え方をあらためるときが来たのです。
壊れかけた日本の構造を再構築する
日本型経営はとても素晴らしいものだと思っていますが、それでもそこにいらない部分がつけばどんなに有用なものも簡単に崩れていってしまうのです。
例えば、年功序列。これこそ、日本企業のもとになっていますが、ここに欧米型の経営を取り入れてみましょう。すると、この年功序列という制度は崩壊します。
これこそ、現在の大企業で起きている希望退職だったりします。年功序列の段階で一番給与が高い世代は、40代くらいです。そこをさかいに下がっていくわけです。
コスト的にも一番高い年代がリストラにあっているのが現状です。これが現在の日本です。
今や日本的経営は終身雇用という条件をなくすだけで、とてつもなく労働者を襲うものに変化してしまうのです。それをわかってかM&Aとかアメリカ式の経営を無理やり入れてきているのが現状というわけです。
(まあ、日本はアメリカの言いなりなんで逆らうことなんてできないから、こんな仕組みになっているのだけど)
だからこそ、現在の日本の雇用制度について見直さなければいけないのです。本当に一部の人間のみが年功序列と終身雇用が守られた状態で進んでいっても、日本はよくなることなどありません。
逆にいがみ合いが起きて、ますます日本人は貧しくなっていくでしょう。
仕事に対する考え方
なぜ会社というものが存在しているのか、そこに注目をしたほうがいいと思います。なぜなら、会社というのは手段であり、目的ではないからです。
日本という国は、就職をする際に就社という考え方が一般的です。仕事に就くのではなく、会社に就くって意味でそう使われているのでしょう。
逆にアメリカは就職であり、職に就くための手段として採用された会社にいるという認識です。
だから、吸収し終えたなどで新しいものに挑戦したいなどあれば、やめることもありますし、その仕事がなくなれば平気で解雇というのもあります。
この辺が日本と海外とで考え方が全然違うのです。
しかし、日本での就社という考え方が会社に対する忠誠心へとつながっているのでしょう。会社はいつかつぶれる存在としてあるわけです。そんなところに忠誠心をする前に、自分の成長やその環境を整えるなどを考えたほうがよっぽどいいことにつながります。
この辺の考え方から改めていく必要があります。
企業の在り方を考える
会社の利益体質は必要なことではありますが、それ以外にも重要なことがあります。先ほどふれたように会社は手段であって目的ではありません。
でも、現状は搾取することが会社の役目となっていたり、社会人の自由を奪っていくことでお金と交換しているような世の中になっています。
それを変えていかない限り、誰も幸せにはなりません。その権利を得た人間のみが幸せになるような世の中です。そんな世の中を変えるためにも会社の存在意義をもう一度考える必要があります。
家庭的な財政の考え方を捨てる
企業の中で経理上の話はとても重要な話です。しかし、常に引き算ばかりを考えているとプラスになることがプラスにならなくなってきます。
家庭的な考え方では、現在の日本は節約志向だと感じることができます。これはバブル経済の後にやってきた不景気の時代が大きく関与しているようにも感じられます。
また、2004年にはリーマンブラザーズが倒産した、リーマンショックも節約志向が高まった要因でしょう。
さらに、20年以上のデフレ経済で賃金も上がらない状態で物価やサービスの価格ばかりが高騰したことも原因といえるでしょう。
そして、現在はスタグフレーションというお金の価値が下がり、物の物価が上がるという経済にとって最悪な状態が続いています。
このような状態であるからこそ、どんどん入ってくる収入を見ながら節約をしていくことが身についてくると会社などで無駄な経費を削減していこうという考えにも至ります。
以上のことから、財政的にも削減していくことをモットーに仕事が進んでいくなどが起きてきているのでしょう。
増やすことを考える
会社は利益を追求して、それを還元することも必要なことです。しかし、現在の会社は株主というお金を出資してくれる人にばかり執着して、その利益の源を作っている人々には全く還元しないようになっています。
また、会社として倒産しないように内部留保を確保し、現金だけじゃない体制にしていき、会社を守るような対策をしているのも現状です。
つまり、箱ばかりを守っていて、そこで働いている方々のことを考えていないような会社が増えてきたいということです。これが本当の資本主義でしょう。
それもいいようにも見えますが、日本の資本主義は中途半端に導入されているため、会社をリストラされてもどうにもできない。
教育と会社が形成されている社会が分断されている影響で、ギャップが生まれているなどあり、海外のような資本主義が実現されていないというのもありますね。
だからこそ、人のためへの投資を進めていくことが経済を回す一歩になります。昔はそれができていたから回っていたのです。特にバブルなどの景気の良い時代は。
いかに減らすかというよりも、いかに増やすかをお金を動かすようなところは考えていかなければ、どんどん貧しくなっていくだけです。
まとめ
今の日本はどうにかして減らすことばかりを考えてしまっています。それは、賃金が上がらないがために仕方なくです。
実際に若者はお金を使わないといいますが、そんなことはありません。最低限使っていますし、使いたい時だってあります。でも、それによって日々の生活が脅かされるという不安がでかいわけです。
ただでさえ、2022年後半にかけて物価が上がっている中で賃上げは4月からというところが多く、11月~3月までは入ってくるお金の量が一定。その上に値上げときたら、お金の使い方も考えるでしょう。
それでお金なんて使えるはずがないんです。だからこそ、会社という大きな組織なのであれば、支出を増やしてお金を循環させ、消費を促すことが最も重要なことではないでしょうか。
それができるようになるまでは、我々の生活は一定の期間、厳しいものになるでしょう。